2016年度第6回「いのちの森」の菌類調査結果
    7月16日(土) 午前10時00分から12時00分
                 調査者:平澤,北出,桑原,下野

 7月16日(土)に2016年度第6回いのちの森の菌類調査を行いました.
 意外にもこの時期にイボセイヨウショウロがたくさん出ていました。7月に発生するのはこの10年間で初めてです。
 それとイボセイヨウショウロの調査地内にニオイヒメチチタケとズキンタケが発生しました。今まで調査地内に発生した地上生きのこはありませんでした。これも初めてのことです。発生地の土壌環境が変わってきたかもわかりません。今後の発生が注目。

 当日コニセショウロかどうか論議になりましたが、大部分はコニセショウロでした。しかし,1個だけヒメカタショウロが混ざっていました。
 小さなイッポンシメジ属らしいきのこがありましたが、イッポンシメジ属ではありませんでした。属不明種です。だれか調べてください。
 それと、いのちの森の園外の道斜面にチャタマゴタケが1個体発生していました。

新しく設置した組み木から
ワヒダタケ(No.1),クロコブタケ(No.2,1),黒いカビ,赤紫のカビ
No.3,No.4 の組木の腐朽が進み,調査を取りやめている.10月からNo.1の組木も取りやめた.

その他の枯れ木から
コフキサルノコシカケ広義(オオミノコフキタケ),シラゲタケ,クロコブタケ,
スエヒロタケ,サビハチノスタケ,ワヒダタケ,オリーブサカズキタケ,ヒメムキタケ,
シロホウライタケの仲間,ネッタイアシグロタケ近縁種,チャウロコタケ,マンネンタケ,
ウマノケタケ,クヌギタケ属,ダイダイタケ,モミジウロコタケ,カワラタケ


発生した地上生きのこの場所に番号を打ちました(23カ所)
なお,番号,種名,個体数の順です.
1.イボセイヨウショウロ,15,2.ケショウハツ,6,3.コニセショウロ,6,
4.ケショウハツ,4,5.ヒナベニタケ,1,6.ケショウハツ,1.ハイイロカレエダタケ?,5,
8.ベニタケ属,1,9.小さい不明菌,8,10.ツチグリ,6,
11.コニセショウロとヒメカタショウロ,各1計2個,12.カレバキツネタケ,4,
13.キヌハダニセトマヤタケ?,1,14.カレバキツネタケ2,1,
15.カブラアセタケ近縁種,1,16.ヒオイヒメチチタケ,10,17.ズキンタケ,5,
18.テングツルタケ,1,19.キヌハダニセトマヤタケ,4,
20.キヌハダニセトマヤタケ,20,21,キチャハツ,5,22.カレエダタケモドキ,2,
23.マルミノヒガサタケ,1,24.枠内 イボセイヨウショウロ,14

京都ビオトープ研究会