植物班2003年7月の調査報告

2003.7.19(土)晴れ 10:00〜12:00 気温27℃

調査者:北川、田端、佐々木、真田、長谷川、樋上、馬場玲子、牧野、箭木、吉村(10人)

新出現種:コゴメウツギ(バラ科)Stephanandra incisa

新種コゴメウツギはアジサイの根本から出ていました。今年から水まきをしな
いそうですから育たないかもしれませんね。ウチワドコロは5月に確認して以
来あまり成長していません。中村さんしか見ていなかったミズハコベがいのち
の泉の外で見つかりました。カラスビシャクも久々です。8月にしか確認でき
なかったナツズイセンがもう咲いていました。あちこちでヤブジラミ(実)が
はびこりショウブの池フェンス側は一面でした。


8月の様子をお知らせします。
グリーンアドベンチャ下見で、いのちの泉の広場が久々に背丈の低い草で一杯
でした。ここではまた違う種類の草が採集できるだろうと期待していたのです
が、当日なんとここだけきれいに刈り取られていました。地肌が見えほうきの
痕までついていてここだけきれいさっぱりと言うのは違和感を感じました。前
日の草刈りはしないと聞いていたのですが確認不足でした。ウチハドコロは2
箇所有るうちササヤブから出ていたものは先が枯れていて、もう一方のキハダ
のそばのものは先の葉が非常に小さいでした。今ごろ花が咲くころですから今
年は無理でしょう。草地では、タチスズメノヒエやアレチヌスビトハギが優先
し水域は草で覆われ、小さな池はわかりにくくなっています。いのちの泉のそ
ばの流れではアメリカセンダングサが太く大きく育ち下の方でミゾソバが見え
るという状態です。


北川ちえこ

京都ビオトープ研究会