2016年度第3回「いのちの森」の菌類調査結果
  5月3日(火) 午前9時30分から11時00分
               調査者:平澤,大藪,川村,下野

 5月3日(火)に2016年度第3回いのちの森の菌類調査と春の自然観察会を行いました。
 雨の予想でしたが,幸いにも最後まで雨に降られませんでした.
 春の自然観察会前に調査を行い,観察会に展示しました.4月10日に発生を確認して
いたオオゼミタケを平澤さんに掘ってもらいました(実演).
 一度園内を回った人達がオオゼミタケを堀る時に戻ってきてくれました.非常に好評
でした.かってないいい企画だったと思っています. 
 21年目で初めてフクロシトネタケが採集できました.
 カラムラサキハツ近縁種としたものは辛くなく,発生時期も5月だったので,
カシタケ近縁種の可能性があります.DNAを取りましたので,結果を後日報告します.

新しく設置した組み木から
ワヒダタケ(No.1),クロコブタケ(No.2,1),黒いカビ,赤紫のカビ
No.3,No.4 の組木の腐朽が進み,調査を取りやめている.10月からNo.1の組木も
取りやめた.

その他の枯れ木から
コフキサルノコシカケ広義(オオミノコフキタケ),シラゲタケ,クロコブタケ,
スエヒロタケ,カワウソタケ,ハチノスタケ,アラゲカワラタケ,ダイダイタケ,
ワヒダタケ,キクラゲ,フクロシトネタケ(調査組木No.1,新産種),ヒイロタケ,
チャウロコタケ

発生した地上生きのこの場所に番号を打ちました(4カ所)
 なお,番号,種名,個体数の順です.
1.カラムラサキハツ近縁種G6?,3,2.ウラスジチャワンタケ,35,
3.アカシミヒメチチタケ,6,4.ツチグリ,1,
5.枠内Cのイボセイヨウショウロは1個

京都ビオトープ研究会