2016年度第4回「いのちの森」の菌類調査結果
5月21日(土) 午前10時30分から12時00分と1時30分から3時30分
調査者:平澤,北出,桑原,下野
5月21日(土)に2016年度第4回いのちの森の菌類調査と子供の自然観察会を
行いました。
午後の子供観察会は楽しく過ごしました.次回もこの子たちが来るそうです.
地上生菌類の発生は4種と少なかったですが,黒いキツネタケ(傘の条線が
中央部までありましたので,クロキツネタケだと思われます)がでていました.
この近縁種にギンコタケというのがありますが,他のキツネタケ属きのこの
ように条線は傘周辺だけです.クロキツネタケとしてもいいようです.
クロキツネタケは21年目のいのちの森に発生した新産種です.
今年の9月に京都で開催されます日本菌学会京都大会で「いのちの森の
イボセイヨウショウロの発生消長と分布」に関して発表するつもりです。
ポスター発表のお手伝い等お願いいたします.
新しく設置した組み木から
ワヒダタケ(No.1),クロコブタケ(No.2,1),黒いカビ,赤紫のカビ
No.3,No.4 の組木の腐朽が進み,調査を取りやめている.
10月からNo.1の組木も取りやめた.
その他の枯れ木から
コフキサルノコシカケ広義(オオミノコフキタケ),シラゲタケ,
クロコブタケ,スエヒロタケ,ハチノスタケ,アラゲカワラタケ,
ダイダイタケ,ワヒダタケ
発生した地上生きのこの場所に番号を打ちました(5カ所)
なお,番号,種名,個体数の順です.
1.ウラスジチャワンタケ,2,2.クロキツネタケ,2(新産種),
3.キツネタケモドキ,20,4.アカシミヒメチチタケ,2,
5.アカシミヒメチチタケ,2
京都ビオトープ研究会